来店予約

お問い合わせ

来店予約

お問い合わせ

メニューを開く

メガメニュー を開く

メガメニュー を閉じる

Blogブログ

住空間プロデューサーブログ

2019/09/23

住まいの断熱についてのお話

近年の気候は年を追うごとに春を飛び越えて夏になったり、いきなり寒い冬がやってきたり、私が子どもの頃(私は現在40代後半)みたいに四季を感じることが少なくなったような気がします。また、夏の最高気温や冬の最低気温もどんどん更新されているように思います。このような気候になってきたということは、家の断熱性能も今までの性能では不十分で、より良い性能にしていく必要があるかもしれません。

 

ところで、体感温度は実際の気温だけではなく、湿度によっても変化します。そう考えると、湿度調整も重要になってきます。

 

部屋ごとに室内温度を保つというより、家全体の温度を一定に保つことが求められます。その点で優れているのが土壁です。断熱性能としての数値は低いのですが、さすが泥。湿気を含んだり、排出したりする機能はピカイチなんですよ。古い土蔵に入ると、夏でもヒヤッとした経験がありますよね。また、土壁は隙間風で寒そうだと思われますが、実は少し手間をかければ隙間風は入りません。実際、土壁で家を建てたこともありますが、空気質が抜群で、冬場は薪ストーブを焚くと、部屋中がジンワリ暖かい空気で満たされます。結構、土壁はおすすめなんですよ。

 

調湿性能を高める断熱材にはセルローズファイバーもあります。セルローズファイバーは新聞紙を細かく砕いたもので、紙の断熱材のようなものだと考えてください。当社の家づくりにはよく使用しています。実際にこの素材で家を建てた方に住み心地を聞いてみると、真夏でも家に帰った時、室内の中でひんやりとした空気を感じた。ということでした。

 

ちなみに一般的に使われている断熱材はグラスウールというものです。安価で高性能なものもあるので、断熱性能を十分に高めることができます。ただ、しっかりとした施工をやらなければ断熱性能が損なわれます。

 

吹付発泡ウレタンの断熱材も当社では壁に使っています。こちらは施工がしやすく、断熱性能も高いです。ただ、建物全体に施すと、基礎断熱と屋根断熱の施工が必要となります。屋根断熱はコストがかかりますし、基礎断熱は床下寒気が取れなくなるので床下まで換気をする必要性が出てきます。とことん高気密にしたいというのであれば、この工法が一番良いと思いますが、基本的に高気密は建物全体をビニールで包んだような状態にするので、換気性能をかなり高くする必要があります。無機質な家づくりをする時には良いですが、自然を好む人には不向きかもしれませんね。

 

そのほか、羊毛の断熱材もあります。当社でも使用を考えたことはありますが、施工性とコストを考えた時、セルローズファイバーの方がより良いと考えましたので今のところ使っていません。もちろん、お客さんからの要望があれば取り扱うことは可能です。

ContactContact

お電話でのお問い合わせはこちらtel.096-247-2060tel.096-247-2060

ページの先頭へ戻る

Copyright (C) PURE HOME. All Rights Reserved.