数百年前から日本に伝わる伝統工法。
柱と柱の間に「通し貫」と呼ばれる木材を水平に貫通させた後、柱と貫を楔で固定して、壁を補強します。
すべての柱を繋げることで、地震や強風など横からの大きい力を分散。建物の倒壊などを防ぎます。
この貫は、土壁を塗るための下地となる竹材を固定する役割も果たします。
素朴な温もりある土壁は、土から生まれて土に返る、環境にも優しい壁です。
土の種類や配合によって豊富なバリエーションがある土壁。左官の仕上げ方次第で、同じ土を使用しても驚くほど色合いや質感の表情が異なります。丁寧な手仕事にこだわる「ぴゅあホーム」の左官による匠の技が、自然素材ならではの深い味わいを引き出します。
木と同様に、土は”呼吸する自然素材”です。湿気がこもりにくく、カビやダニの発生を防止。また、熱を蓄えたり放出したりするための外気の影響を受けにくく室温が安定します。重量があり、空気を含んでいる土壁は、音の振動を遮断する効果もあります。
土壁には衝撃を吸収する力もあります。地震で建物が揺れると、土壁全体で力を吸収。大きな地震の場合は少しずつ崩れながら、揺れの力を発散させます。その結果、家の骨組みは東海せずに残るのです。崩れた土壁はもう一度水で練って塗り直すこともできます。
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