「ブレース」とは、柱と柱の間に斜めに入れて補強する鋼材のこと。柱と梁を接合した後、ブレースを入れた面を一定間隔に配置することで、強度を確保します。地震や強風など横からの力に強い構造です。平屋から3階建ての低中層住宅向き。主に軽量鉄骨を使用します。
「ラーメン」とはドイツ語で「粋」という意味。柱と梁を強力に接合し、一体化させることで地震などによる建物の変形に強い構造が生まれます。「ブレース構造」と比べると柱が太くなりますが、柱の本数を少なくできるため、広々とした室内空間などの実現が可能に。4階建て以上の中高層ビル向き。主に重量鉄骨を使用します。
軽量鉄骨造の「ブレース構造」の場合、壁面に柱が納まるので、設計の自由度がアップ。狭小間口の土地や変形地など、木造住宅には不向きな立地での建築も可能になります。店舗兼用の3階建て住宅など、限られた敷地を有効活用できます。
主に重量鉄骨を用いる「ラーメン構造」の場合、ブレース(斜め材)や耐力壁が不要。そのため、開放感あふれる大空間の設計が可能になります。間取りや窓の配置も自由自在。リフォームも比較的容易で、将来の来復タイルの変化にも柔軟に対応可能です。
鉄はもともと熱を吸収しやすいため、夏は暑く、冬は冷たくなり、冬場は結露の原因になります。建物全体を断熱材ですっぽり覆う「外張り断熱工法」の場合、熱気が鉄骨まで達しないため、結露の発生を防止。
また、暖気を放出しにくく、省エネ効果も期待できます。
※ 外張り断熱工法の他にもさまざまな工法に対応いたします。
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