木に守られる家づくり

ぴゅあホームがこだわるのは、住む人の健康を守る"天然乾燥材"を使った家づくりです。
上質な国産の天然乾燥材を製造・販売する、パートナー企業・武田製材所の幸田社長を訪ねました。

はじめに、"木材"と言っても色々な種類があるそうですね
幸田─
そうですね。例えば伐採直後の生の木はグリーン材と呼ばれていますし、細かい木材を幾層にも接着したものは集成材と呼ばれています。その他、人工的に短い時間で木を乾燥させるKD材(人工乾燥材)など、さまざまな種類の木材が市場に流通しています。
その中で、武田製材所がこだわるのは"天然乾燥材"です
幸田─
かつての日本では、家を建てる時に山から木を切り出して大工さんが木を刻み、組み上げをした後も土壁を乾かす期間などが必要なため、家が完成するまでに半年から1年以上かかっていました。そうこうしている間に、木は自然に乾燥していたんです。これが天然乾燥材のルーツです。つまり、昔から日本の家屋で使われていた木材が天然乾燥材なんです。
田上─
一方、例えばKD材などの歴史はまだまだ浅い。
幸田─
ですから、50年・100年先に、KD材を使った家が、どんな風に変化をしていくのか、果たして強度は保たれるのか、これはまだ誰にも解らない。しっかりと保証が出来ないものはお客様には勧めづらい。それが、私たちが天然乾燥材にこだわる理由のひとつです。
100年使える家を建てようと思ったら、100年間使い続けて来た実績が必要ということですね
幸田─
その通りだと思います。木の家は何百年も昔から日本に根付き、台風や地震などの予期せぬ自然災害を経て発展し、今に至っています。だからこそ、日本で住む家を作ろうと考えた時、ベースになるのはやっぱり木の家なのではないでしょうか。
田上─
近代化が進み、日本人の生活スタイルは土間のある生活から現在のスタイルへと変化をしてきました。この変化の過程で、日本の多くの家屋は建て替えを迫られてきました。しかし、これから先の将来は、生活様式に大きな変化は起こらないのではないでしょうか。だとすれば、3世代がしっかりと使える家づくりを本気で提案しなきゃいけないと思っています。
それでは、熊本で家を建てる場合、どんな木材が適していますか
幸田─
やはり日本の木材で建てるべきだと思います。日本の自然環境で育った木は、シロアリなど、日本に生息する害虫に対して抵抗力を持っています。一方、海外の木材は日本の害虫に対してとても弱いんです。さらに、日本でも西と東で自然環境は異なりますので、その地域に育つ木材を使うのがベストなのではないでしょうか。家づくりでは、湿度や気温、天敵など、その地域に順応しながら育った木を使うのが基本だと考えています。
天然乾燥材の優れた点は?
幸田─
私たちが作る天然乾燥材は、木が乾く迄に1年から長くて10年以上の時間をかけています。一本一本、木のペースにあわせて乾燥させた天然乾燥材は、木が本来持つ芯の強さを残すため、非常に強度の強い木材になっています。さらに、木の細胞を生きたまま保つため、木の呼吸が住まいの湿度調整を自然に行い、家を守ってくれるんですよ。
田上─
それに対して、人工乾燥材は柱角の場合、通常1週間から10日程、大きな乾燥機に入れて強制的に乾燥させます。短期間で高温乾燥させた場合、乾燥率は非常によいですが、「内部割れ」といって、表面は全く割れていなくても内部が蜂の巣状であったり、大きく割れていたりする場合もあります。これでは、構造材に適切とは言えないと思います。しっかり自然乾燥した木材は、割れが表面に出ることがありますが、内部はしっかりしていてとても強度が強いです。


ぴゅあホームは構造見学会を毎回実施されていますね
田上─
はい、施工期間がじっくり長いのと、やはりこれだけこだわっていますので、その良さを知ってほしいです。芯の強い天然乾燥材の構造体の中にいると、木が生きて呼吸しているのがよく分かります。肌で感じるというか、直感で分かるというか、百聞は一見にしかず、実際にみて頂くのが一番いい。それに施工中、ご近所のみなさんからよく声をかけて頂きます。
幸田─
それはいいですね。どんな風に建てているか、よく見えているでしょうからね。
田上─
ええ、完成するまでを毎日見ているわけですから、一番の評論家だと思います。だから褒められるとうれしいですね、ありがたいです。
最後に、これから家づくりを考えている方にメッセージをお願いします。
田上─
キッチンの仕様やクロスの張り替えは、少なくとも20-30年に一度は必ず必要になるものです。しかし、構造の部分をやり変えようと思っても、相当なコストがかかる。となれば、家の基礎となる構造部分には最初からこだわりを持って頂きたいと思います。構造的にも強度が強く、シロアリなどにも強い木材をきちんと選び、長く使える家づくりをご提案することが、私たちの使命だと考えています。

対談構造見学会施行例